さしみ海域

くだらない記事を気まぐれで書いています。

最強の矛で最強の盾を突くとどうなるの?

「矛盾」

 

この言葉の語源は

「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた商人の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話からきています。

もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。したがって、どちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わないということになります。

矛盾という言葉の意味はこの話から来ており、物事の辻褄が合わないことを意味します。

 

まぁこんな話は常識です。誰でもご存じかと思います。

ですが、本記事では言葉の意味ではなく、その語源にフォーカスを当ててみようと思います。

 

まず、話を成り立たせる上でなんでも貫く最強の矛と、なんでも防ぐ最強の盾が必要になります。ですが、地球にはどちらも存在しません。

現実に当てはめた場合、いくら強い矛でも厚いダイヤモンドは貫くことができないでしょうし、いくら強い盾でもレールガンや対戦車ライフルを耐えることはできないでしょう。

そのため、本記事は作者の妄想となっています。もっとも、誰も証明できないでしょうけど。

 

ではまず矛と盾の関係性について。

普通の鉄の矛で普通の鉄の盾を突いた時、普通に考えれば盾を矛が貫通することはないと思います。

実際に古代ヨーロッパでの隙間なく槍と盾を組み合わせた陣形(ホプロン)が産まれ、この陣形は並大抵のことでは突破できず、ペルシア帝国との戦いでは圧倒的な数の不利を逆転させたといいます。

話が逸れましたが、基本的に盾とは非常に強固なものです。現代でも暴動の鎮圧に警官が盾を構えて抑えていることからも分かります。盾が鉄でできていれば、槍で突いても弾かれるでしょう。いなすために中央が出っ張っている円盾もありますが。

 

となると、やはり槍で盾を貫くというのは難しい話になります。矛をごく遠距離から音速くらいの速度で投げれば貫けないこともないかと思いますが、商人の矛はおそらく投げ槍ではありません。近距離で扱うことを想定したものでしょう。

つまり、盾を矛が貫通するには莫大な運動エネルギーが必要になるということですね。(当然でしょうけど。)

 

ですがここまでは通常の鉄の矛と盾で想定した場合です。商人が言っていることが嘘ではないとしたら、上の前提も全てナシになりますね。最強の盾は対戦車ライフルを弾き、最強の矛はレオパルト2A6の正面装甲を貫いてしまうでしょう。

 

さて、話を戻します。最強の矛で最強の盾を突くとどうなるか。何通りか考えたのですが、結論を出します。

 

結論

 

因果律が崩壊しこの時空は滅びる

 

…まぁ言いたいことがあるのは分かります。自分も納得できてるとは言えません。

ですが、辻褄が合わないからこの話は成り立っているのです。どうせなら突いた結果を記して欲しかったですね。

まさに言葉のとおり、なんでも貫く最強の矛となんでも防ぐ最強の盾というのは辻褄が合わず矛盾しています。この完全に相反する物を存在すると仮定して合わせた場合、時空が崩壊するという結論に至りました。

 

 

 

さて、こんなくだらない記事を読んでいただきありがとうございました。この記事は人類にとってなんの価値もありませんので、読んだことはしっかり忘れておくように。

以上、さしみによる「最強の矛で最強の盾を突くとどうなるの?」

でした。

それでは、失礼します。

 

                                    さしみ